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令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業にて豊田自動織機にRAシステムを提供

By 5月 21, 2024 6月 12th, 2024 No Comments

アグリゲーションサービスを蓄電システムの実証試験に提供

~フォークリフト用リチウムイオン電池のリユース推進に貢献~

 

株式会社Sassor(代表取締役:石橋秀一)は、株式会社豊田自動織機(取締役社長:伊藤 浩一)トヨタL&Fカンパニー(以下、トヨタL&F)が取り組むフォークリフト用リチウムイオン電池をリユースした定置用蓄電システム「MEGALORE(メガロア)」の実証試験において、アグリゲーションサービス「ENES」を提供しました。

脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入が加速する中、太陽光などで発電した電力を充放電する蓄電池の需要が高まっています。当社は、電力の需給調整市場の拡大を見据え、IoT・AIの技術を用いて、複数の蓄電池を制御するアグリゲーションサービス「ENES」を開発しました。

今回、当社は、トヨタL&Fがリソースアグリゲーター※1として参画する「令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業※2」において、「ENES」を提供し、トヨタL&Fが2024年1月から2024年2月末まで愛知県豊田市の公共施設で進める「MEGALORE」の実証試験に協力しました。

事業名

令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業

コンソーシアムリーダー

株式会社エナリス(アグリゲーションコーディネーター)

制御対象リソース

産業用蓄電システム(MEGALORE)1台

実証の内容

供給力実証:市場価格連動DR

調整力実証:二次調整力②、三次調整力①、三次調整力②、

      容量市場発動指令電源

 

「ENES」は、蓄電システムとアグリゲーションコーディネーター※3をクラウド上で接続する役割を果たすソフトウェアで、ユーザーの消費電力や蓄電システムの発電量を予測し、蓄電システムに搭載される複数の電池を制御する機能を備えています。これにより、天候などによって変動する余剰電力を正確に予測することができ、ユーザーは、最も経済合理性の高いタイミングで電力の充放電が可能になります。

「ENES」は、蓄電システム運用の経済性を高めることにおいて、重要な役割を果たしており、「MEGALORE」の製品価値向上にも大きく貢献しています。

 

システム構成図

 

 

当社は、今後も、IoT・AI技術を活用した独自の蓄電池制御機能や消費・発電予測機能を活用し、様々なパートナーと共に、エネルギーが共有される社会の実現を目指していきます。

※1 多数の再生可能エネルギーや分散型エネルギーリソースを束ね、正確に制御する技術等の実証事業

※2 電力ユーザーと直接契約を結んで発電設備や需要設備などの制御や管理を行う事業者
※3 リソースアグリゲーターが制御した電力量を束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者

以 上

■Sassor について

エネルギーリソースを分析・制御する技術をもとに、容量市場・需給調整市場等を対象としたアグリゲーションサービス「ENES」の開発と提供を行っています。

今後は独自の技術(需要家の経済効果を最大化する蓄電池制御機能・消費/発電予測機能など)を強みとして、様々なリソースを大規模にアグリゲートしてリソースアグリゲーター事業の展開を目指します。

 

会社名                : 株式会社Sassor (サッソー)

代表取締役            : 石橋 秀一(いしばし しゅういち)

設 立                : 2010年9月30日

所在地                : 東京都目黒区上目黒2丁目10-4

URL                  : https://www.sassor.com

事業内容              : IoT/AIサービスの開発・提供

 

【本件に関するお問い合わせ】

担 当:矢嶋(やしま)

お問合せ先(E-mail):sales@sassor.com

 

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